この記事の3行サマリ
- iPhoneの新OSのiOS15が登場
- iOSの新機能プライベートリレーはプライバシー保護機能がパワーアップ
- プライベートリレー機能をONにするとRakuten Linkが課金対象としてカウントされてしまう
楽天モバイルでも、2021年4月30日からiPhone12の取り扱いが開始され、2021年9月にはiPhone13も発売開始となりました。
徐々に楽天モバイルでiPhoneを利用している方も増えているのではないでしょうか。
今回は、楽天モバイル公式サイトで、iPhone向けiOS 15以降で新たに搭載される「iCloud+」のプライバシー保護機能「プライベートリレー」を利用する場合の注意喚起がありました。(2021年9月21日時点)
影響としては、通常だと無料で利用できるはずの、Rakuten Linkアプリ同士のメッセージ送受信や、電話の発着信が有料になってしまう事象です。
以下では、具体的な内容と解決方法について解説します。
プライベートリレーをONにすると、課金対象でないRakuten Linkアプリの利用やmy楽天モバイルのデータ利用が課金対象としてカウントされる

新iOSであるiOS 15以降には、「iCloud+」というプライバシー保護機能「プライベートリレー」が搭載されます。
iOS 15、iCloud+について
iOS 15のiCloudストレージは、バックアップに必要な容量を無償適用してもらえます。iOS 14には当該機能がないため、古いiPhoneから乗り換える場合は、iOS 14からiOS15へのアップデートするのが便利です。
プライベートリレーとは
「プライベートリレー」はセキュリティー機能の1つです。プライベートリレーをONにすることで、Webサイト側でIPアドレスや位置情報を見えなくさせたり、ネットワークプロバイダに対して閲覧履歴(何を閲覧したかの履歴)を収集できなくすることができます。プライベートリレーはいつでもOFFにすることができます。※なお、最初の設定はOFFになっています。

このプライベートリレーをONにして、データ通信を行うと、通常課金対象ではない、下記のサービスのデータ利用料が、課金対象としてカウントされてしまいます。
- Rakuten Linkアプリ同士のメッセージ送受信、電話の発着信
- my楽天モバイルの利用
iOS 14であれば関係なし

今回の事象は、iOS 15の新機能にのみ関係してくるので、現在iOS 14を利用されている方は関係ありません。
解決方法はプライベートリレーを解除(OFF)すること
プライベートリレーをOFFにしていると問題なく、無料サービスとして利用することができます。
以下、プライベートリレーの解除方法を解説します。
詳しい内容は、楽天モバイル公式サイトの下の記事でも確認できます。
(ご注意ください)iOS 15以降でプライベートリレーをご利用のお客様へ|楽天モバイル
STEP1:「設定」アプリを起動→Apple IDをタップします

STEP2:「iCloud」をタップします

STEP3:iCloudのメニューの中に「プライベートリレー(ベータ版)」があるので、タップします

STEP4:「プライベートリレー」のボタンが右にあればONになっているので、タップして左にスライドさせOFFにします

STEP5:確認のポップアップが出てくるので「プライベートリレーをオフにする」をタップします

STEP6:設定解除完了です
